YAMAHA YDP-142の徹底解説、比較

YAMAHA YDP-142

ヤマハの低価格電子ピアノ、”アリウス”シリーズのエントリーモデル。
ある程度の強弱表現、鍵盤を搭載する電子ピアノとしては、最も安価な製品です。
2013年3月発売。

主な特徴

  • 強弱表現:無段階(元の音の強弱を3段階で準備)
  • 鍵盤:1レベルセンサー
  • ペダル:踏込を段階的に検出
  • 音色数:10
  • 曲再生:ピアノ音のみ
  • その他機能:アコースティックオプティマイザー、IAC機能
  • 付属品:固定椅子、ヘッドフォン
  • 「なるべくリーズナブルに」、「生ピアノに近い、とまでは行かなくても、ピアノらしい演奏感が欲しい」という方に最適なモデルです。

    長く使える、生ピアノで演奏する感覚や技術をしっかり学びたい、という方は、上位機種と比較してご検討ください。

    旧機種(YDP-141)との違い

    YDP-142はYDP-141と比べると、

  • よりピアノらしい音色にグレードアップ
  • より自然な音色のアコースティックオプティマイザー搭載
  • 最大同時発音数が64⇒128にに
  • USB端子を搭載
  • 小音量での練習をサポートするIAC機能搭載
  • という違いになります。
    派手な新機能こそありませんが、堅実な性能アップをしている印象です。
    実勢価格の差が適正な性能差になっていると思いますので、ご予算でお選びください。

    下位機種(YDP-S31)との違い

    YDP-142はYDP-S31と比べると、

  • 音色の強弱がつくように
  • よりピアノらしい音色にグレードアップ
  • 最大同時発音数が64⇒128にに
  • ヘッドフォン、固定椅子が付属に
  • 配送に加え、設置まで無料に
  • という違いになります。
    音色はグッと生ピアノの音に近づきますし、なにより音色の強弱がつく、というのは大きな違いです。
    YDP-S31では、音の大小は変わりますが、強弱がつきません。
    これは、「優しい音」「激しい音」などの違いを出せないということで、ピアノらしさとして、天と地くらいの違いになります。
    YDP-S31だと、レッスンが進めば、必ず買い替えを検討する必要性が出てくるでしょう。
    椅子とヘッドフォンが付属すること、配送だけでなく、配送設置まで無料になることも含め、実質的な価格の差はほとんどありません。
    差し迫った予算の問題さえなければYDP-142をお勧めします。

    上位機種(YDP-162)との違い

    YDP-162はYDP-142と比べると、

  • 鍵盤がより重みを感じる作りに
  • 鍵盤の仕上げがすべりにくい象牙調に
  • スピーカーの性能が向上
  • 付属の椅子が高低自在のものに
  • と、全体的に確実にグレードアップします。特に鍵盤の弾き心地はYDP-162がしっかりしています。また、スピーカーはYDP-142の性能では心もとないため、スピーカーでの演奏をする機会が多いなら、YDP-162をお選びください。

    他メーカー同価格帯との違い

    CASIO PX-750

    他メーカーと比較する際は、一番は音色と鍵盤のお好みを最優先するのが良いでしょう。

    その上で機能を比較すると、

    YDP-142の優位点

  • 自然な響きを実現するアコースティックオプティマイザー
  • 小音量での演奏をサポートするIAC機能
  • 椅子、ヘッドフォンが付属
  • PX-750の優位点

  • 3センサー鍵盤
  • 象牙調鍵盤
  • 音色を18種搭載
  • となります。
    鍵盤の弾き心地を重視される方はYDP-142、音の強弱のつき具合を重視される方はPX-750がお勧めです。
    YDP-142には椅子とヘッドフォンが付属することもあり、実質的な価格差はそれほどありません。

    カラーバリエーション

    3色の基本ラインナップがあります。
    メーカーに在庫があれば、最短で5日後にはお手元に届きます。

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